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営業 | 業務シーン別プロンプト集20本(コピペ可・出力例つき)

内容確認日 2026-10-09掲載例 モデル・実行日時未確認確認範囲 2026-10-09: 本文表現・出典の確認範囲・案内の見直し(AIの実行・効果は未検証)

SUMMARY

この記事でわかること

リサーチ・商談準備・メール・議事録・日報・ロープレの6シーン20本を全文掲載。各シーン1本は参考例つき(実行記録未確認)。顧客実名を入れない書き方も併記した、保存して使い回す辞書型プロンプト集です。

2026-10-09更新: 本文の根拠・説明条件と停止中のニュースレター案内を見直しました。個別の出典確認は本文に示す範囲で、AIの実行・効果を新たに検証したものではありません。

2026-10-08訂正: 旧稿に記載したモデル名・実行日・「実行/検証済み」という説明に対応する元ログを確認できていないため、それらの断定を撤回しました。以下のプロンプトと掲載例は、手順を検討するための参考資料です。特定モデルの実行結果や効果の実測値としては扱わず、利用する環境で再実行し、数値・出典を確認してください。画面の内容確認日は訂正を含む本文・表示の確認日を示し、モデルを実行して検証した日ではありません。

「営業 プロンプト」で検索して出てくる記事を開くと、「活用術5選」の見出しの下に使い方の説明だけがあって、肝心のプロンプト本文は2〜3行の例しか載っていない。結局、自分でゼロから書く羽目になります。

この記事は逆の作りにしました。営業の業務を6つのシーン(リサーチ・商談準備・メール・議事録・日報・ロープレ)に分け、20本のプロンプトをすべて全文で載せます。各シーンの代表1本は参考例(実行記録未確認)つき。残りは要点だけ添えるので、プロンプト自体をコピーして手元で試してください。ブックマークして辞書として使う想定の記事です。

営業業務全体のどこにAIを当てるかという地図は営業のためのAIエージェント活用ガイドにあります。この記事はその中の「今日コピペして使う」部分だけを担当します。

使う前の共通ルール: 顧客の実名と未公開情報を入れない

20本すべてに共通する前提は、顧客の実名・担当者名・商談で聞いた未公開の数字をプロンプトに入れないことです。取引先担当者の氏名は個人情報保護法上の個人情報に当たり、無断でのAI入力は社内規程や秘密保持契約に抵触するおそれがあります。入力前の置き換えは次の3つだけ覚えれば足ります。

  • 社名は「A社」か「業種 + 従業員規模」(例: 従業員120名の食品卸)に置き換える
  • 人名は入れず、役職と人物像だけ書く(例: 現場出身の製造部長)
  • 商談で聞いた未公開の数字は入力せず、練習は架空の数値にする。実務情報は許可された環境・範囲に限定する

この記事のプロンプトには、置き換えの指示を本文内にあらかじめ埋め込んであります。消さずにそのまま使ってください。あわせて、使うツールの入力データが学習に使われない設定(法人プランやオプトアウト)になっているかを最初に確認しておくと安心です。

なお各プロンプトの時短効果について、この記事では「何分縮まる」という数字を書いていません。編集部の体感値を書いても読者の環境では再現しないからです。計測の考え方は記事の後半にまとめました。

シーン1: リサーチ(4本)

リサーチ系プロンプトは「公開情報を貼り付けて整理させる」型に統一すると、精度と安全性を両立できます。AIに社名だけ渡して「調べて」と頼むと古い情報や事実誤りが混ざるため、公式サイト・プレスリリース・決算資料など自分で確認した公開情報を貼り付け、整理と仮説出しだけを任せるのがこの4本の設計です。

1. 訪問前の企業リサーチ整理【出力例つき】

あなたはBtoB営業のリサーチアシスタントです。訪問前の企業リサーチをまとめてください。

# 対象企業の公開情報
以下に、対象企業の公式サイトの会社概要・事業内容・直近のプレスリリースを貼り付けます。
社名は「A社」に置き換えてあります。個人名が含まれる場合は無視してください。
(ここに公開情報を貼り付ける)

# 依頼
- 事業内容を3行で要約する
- 直近の動き(新サービス・拠点・採用・提携など)から、営業機会につながりそうな変化を3つ挙げる
- 各変化について「なぜ当社の商材と関係しうるか」の仮説を1文で書く
- 根拠が貼り付けた資料のどこにあるかを示し、資料にないことは推測と明記する

以下は手順を説明するための設定です。架空の設定として「従業員120名の関東圏の食品卸A社」を想定し、会社概要と業務用ECサイト開設・物流拠点増設のプレスリリース風テキストを入力する設定です。当社商材は受発注管理SaaSという想定です。参考例(実行記録未確認)がこちらです。

■ 事業内容の要約(3行)
・関東圏の飲食店・小売向けに業務用食品を卸す、従業員120名の食品卸
・自社便による多頻度小口配送が強みで、受注はFAXと電話が中心(会社概要より)
・昨年、業務用ECサイトを開設し、取扱商品の一部をオンライン受注に移行中(リリース1件目より)

■ 営業機会につながりそうな変化
1. 業務用ECサイトの開設(リリース1件目)
   仮説: 受注チャネルのデジタル化に着手済みで、FAX・電話受注との二重管理が新たな負担になっている可能性がある。受発注の一元管理は次の検討テーマになりうる。

2. 物流拠点の増設(リリース2件目)
   仮説: 拠点が2か所になると在庫と受注の突き合わせが複雑になる。拠点間の情報連携は増設後に顕在化しやすい課題。

3. 配送ドライバーの採用強化(会社概要の採用ページより)
   仮説: 推測だが、採用難の環境下でドライバー増員を狙うなら、事務作業の削減で既存人員の稼働を配送に寄せる提案が刺さる可能性がある。

■ 資料にない事項
現行の受注件数・システム構成・意思決定者は資料に記載がなく、上記仮説は初回訪問で確認が必要です。

「資料にないことは推測と明記する」の一文が効いて、3つ目の仮説に「推測だが」と印が付き、末尾に未確認事項が自動で列挙されました。この確認リストがそのまま初回訪問の質問リストの種になります。

2. 業界動向の要点まとめ

以下に、ある業界の動向に関する記事・レポートの本文を複数貼り付けます。
(ここに自分で確認した公開記事を貼り付ける。企業の実名は残してよいが、記事にない情報を足さない)

# 依頼
- 業界に起きている変化を「規制」「技術」「競争環境」の3観点で各2行に整理する
- 複数の記事で共通して指摘されている変化と、1記事だけの主張を区別する
- この業界の企業に営業するとき、商談の冒頭で使える時流の話題を3つ提案する

返ってくるのは、複数記事の共通見解と単独主張が区別された業界サマリーです。商談の冒頭で「最近〇〇の動きがありますが御社では」と切り出す話題づくりに使います。貼るのは自分で読んで確かめた記事に限定してください。AI任せの検索は事実誤りの混入経路になります。

3. 競合サービスとの立ち位置整理

当社と競合の公開情報をもとに、商談で使う立ち位置の整理をしてください。

# 入力(すべて公式サイト・料金ページなどの公開情報から転記)
当社: (商材名・対象顧客・主要機能・価格帯を書く。未公開の原価や値引き情報は書かない)
競合X: (同上。公開情報のみ)
競合Y: (同上。公開情報のみ)

# 依頼
- 3社を「対象顧客」「強み」「価格帯」「導入の手軽さ」で比較表にする
- 当社が勝ちやすい顧客条件と、競合を勧めた方が誠実な顧客条件を分けて書く
- 競合の悪口にならない、事実ベースの差別化トーク例を2つ書く

出力は比較表と「勝ち筋の条件」です。ポイントは競合を貶す文言を禁じている点で、商談でそのまま口にできるトーンに揃います。値引きの実績や原価など、自社の未公開情報を入れないことも忘れずに。

4. 決算資料からの課題仮説抽出

上場企業の決算説明資料から、営業仮説を抽出してください。

# 入力
対象企業の決算説明資料のうち、事業戦略・課題認識に関するページの文章を貼り付けます。
(上場企業の開示資料は公開情報のため社名を含めてよい。アナリスト向け未公開情報は貼らない)

# 依頼
- 会社自身が資料内で認めている課題・投資領域を抜き出す(ページ番号つき)
- 各課題について、当社商材(=ここに商材の一言説明を書く)が貢献しうる接点を1文で書く
- 接点が薄い課題は「接点薄い」と正直に書く

会社が自分で開示している課題認識は、こちらの想像で作った仮説より格段に刺さります。「接点薄い」を正直に書かせる一文で、無理筋のこじつけ提案を防ぎます。

シーン2: 商談準備(3本)

商談準備のプロンプトは、リサーチ結果を「聞くこと」と「聞かれること」に変換する道具です。準備の手順全体(リサーチから商談メモ連携まで)は商談準備をAIで済ませる手順で30分→数分台への圧縮を検証しているので、ここでは核になる3本だけ載せます。

5. 課題仮説と質問リストの生成【出力例つき】

商談前の質問リストを作ってください。

# 前提
- 当社商材: (一言説明。例: 中小卸向けの受発注管理SaaS)
- 相手企業: (社名は書かず「業種 + 従業員規模」で書く)
- リサーチで立てた仮説: (プロンプト1の出力から仮説を貼る。未公開情報は含めない)
- 商談の位置づけ: 初回訪問、持ち時間45分

# 依頼
- 仮説を検証する質問を8個作る。「はい/いいえ」で終わらないオープンな聞き方にする
- 質問を「現状把握」「課題の深掘り」「意思決定プロセス」の3グループに分ける
- 各質問に「この質問で判別したいこと」を1行添える
- 商談の最初の5分で聞くべき質問に★をつける

プロンプト1の食品卸の設定を引き継ぐ例です。参考例(実行記録未確認)です。

【現状把握】
★1. 現在、FAX・電話・ECの3チャネルの受注は、それぞれ誰がどう処理していますか?
   判別したいこと: 二重管理の負担が実際に発生しているか、担当者が分かれているか

★2. ECサイト開設から今までで、受注業務のやり方はどう変わりましたか?
   判別したいこと: EC化が負担増になったのか軽減になったのか(仮説1の検証)

3. 受注内容の入力ミスや聞き間違いは、月にどの程度起きていますか?
   判別したいこと: 課題の定量的な大きさ。概数で答えてもらえれば十分

【課題の深掘り】
4. 拠点が2か所になってから、在庫の確認で困った場面はありましたか?
   判別したいこと: 仮説2(拠点間連携)が現場の実感として存在するか

5. 受注処理が今の半分の時間で終わるとしたら、空いた時間を何に使いたいですか?
   判別したいこと: 相手にとっての価値の置き場所。配送・営業・採用のどこに関心があるか

(中略: 深掘り残り1問と【意思決定プロセス】の3問。「システム導入を検討する場合、どなたとどんな流れで話が進みますか」など)

質問に「判別したいこと」が並走しているのがこの型の価値です。商談中に相手の回答が想定とずれても、何を確かめたかったのかを見失わずに聞き直せます。

6. 想定問答の生成

商談で受けそうな厳しい質問と回答案を作ってください。

# 前提
- 当社商材と価格: (公開している価格のみ書く)
- 相手: (業種 + 規模 + 決裁者の人物像。実名は書かない)
- こちらの弱み: (正直に書く。例: 導入実績が同業種で少ない、初期費用がかかる)

# 依頼
- 決裁者が聞きそうな厳しい質問を6個、遠慮なく作る
- 各質問に、ごまかさない回答案を3文以内で書く
- 答えられない質問には「宿題として持ち帰る」と言う回答案を書く。その場しのぎの回答を作らない

「こちらの弱み」を正直に入力するほど、想定問答の的中率が上がります。弱みを書くのが怖いからこそAI相手に書く価値があります。持ち帰り回答を許可する一文がないと、AIはどんな質問にも答えを捏造しがちです。

7. 商談アジェンダとゴール設定

45分の商談アジェンダを作ってください。

# 前提
- 商談の位置づけ: (例: 初回訪問 / 2回目・デモ / 最終見積もり提示)
- 出席者: (役職のみ。実名は書かない)
- この商談のゴール候補: (例: 次回デモの日程確定)

# 依頼
- 時間配分つきのアジェンダを作る。こちらが話す時間より相手が話す時間を長くする
- 商談ゴールを「最高」「合格」「撤退ライン」の3段階で定義する
- 終了5分前に必ず確認すべきことを2つ挙げる

ゴールの3段階定義が肝です。「合格ライン」を先に決めておくと、商談中に欲張って信頼を削る失敗が減ります。提案書を出す段階まで進んだら、作成手順は提案書をAIで作り切る3段階の実手順に全プロンプトがあります。

シーン3: メール(4本)

メール系プロンプトの鉄則は、生成した文面を必ず自分の目で確認してから送ることと、特定電子メール法の要件(事前同意の原則と例外条件、必要な表示、拒否への対応等)を満たすことです。名刺交換やフォーム経由の接点だけで送信可と決めず、同意または例外の条件、拒否表示、取得経緯を確認してください。場面×トーン別の6本と返信率の計測設計は営業メールをAIで書く手順が本編で、ここでは使用頻度の高い4場面を押さえます。

8. 初回アプローチメール【出力例つき】

展示会で名刺交換した相手への初回メールを書いてください。

# 前提
- 相手: (業種 + 従業員規模 + 相手の役職。氏名・社名はプロンプトに入れず、送信前に自分で差し込む)
- 接点: 展示会で名刺交換し、〇〇の話題を少し話した(会話内容を1行で)
- 当社商材: (一言説明)
- ゴール: 30分のオンライン面談の打診

# 制約
- 400字以内。件名も3案作る
- 売り込みの形容詞(画期的・最先端など)を使わない
- 相手が断りやすい選択肢を文中に入れる
- 宛名・社名は「【社名】」「【氏名】様」のプレースホルダにする

食品卸の設定を使う例です。参考例(実行記録未確認)です。

件名案:
1. 展示会でのご挨拶のお礼と、受注業務の件
2. 【展示会名】でお話しした受注一元化の資料をお送りします
3. FAX受注とEC受注の二重管理について(先日のお礼)

本文:
【社名】
【氏名】様

先日は【展示会名】にてお時間をいただき、ありがとうございました。
ECサイト開設後、FAX・電話の受注と管理が二重になりつつあるというお話が印象に残っております。

弊社は同じ課題を持つ卸売業の方々に、受発注を1画面にまとめる仕組みをご提供しています。
もしご関心があれば、同業種でどんな使い方をされているか、30分ほどオンラインでご紹介できます。

来週以降でご都合のよい日時を2〜3ついただけますでしょうか。
今は情報収集の段階ということでしたら、資料だけお送りしてお待ちします。

(署名)

「断りやすい選択肢」の制約が最終段落に反映され、資料送付だけの逃げ道が用意されました。宛名がプレースホルダのまま出てくるので、実名の差し込みは送信直前に自分のメーラーで行います。実名をAIに渡さない運用がこれで成立します。

9. 商談後のお礼メール

本日の商談のお礼メールを書いてください。

# 入力
- 商談で決まったこと・宿題: (箇条書きで。顧客の実名・未公開情報は入力しない。許可された項目のみ、または架空設定を使う)
- 次のアクションと期日: (例: 来週水曜までに見積もり送付)

# 制約
- 300字以内。お礼は1文だけにして、決定事項と宿題の確認を本文の主役にする
- 宛名は「【氏名】様」のプレースホルダにする

お礼メールの価値は感謝の言葉ではなく、決定事項の書面化にあります。「お礼は1文だけ」の制約で、認識合わせが主役の実務的な文面になります。

10. 失注後の掘り起こしメール

半年前に失注した相手への掘り起こしメールを書いてください。

# 前提
- 失注理由: (例: 時期尚早と判断された / 他社を選定された)
- その後の変化: (相手業界のニュース、当社の機能追加など、再接触の口実になる公開情報)
- 相手: 役職のみ。実名・社名はプレースホルダにする

# 制約
- 350字以内。前回の判断を否定しない書き出しにする
- 「その後いかがですか」だけのメールにしない。相手に有益な情報を1つ入れる
- 返信がなくても不快にならない結びにする

掘り起こしは「再接触の口実になる変化」を入力できるかで質が決まります。変化がないなら送らない、という判断も含めて設計するのがこのプロンプトの使い方です。

11. 日程調整・リスケ対応メール

次のメールへの返信を書いてください。

# 入力
相手からのメール: (本文を貼る前に、相手の氏名・社名を【氏名】【社名】に置き換える)
こちらの状況: (例: 提示された日程が全滅。代替候補は来週火・木の午後)

# 制約
- 200字以内。謝罪は1回だけにする
- 代替日程は具体的に2〜3案、時刻まで書く
- 相手に調整の手間を追加で発生させない文面にする

地味に使用頻度が最も高い1本です。受信メールを貼る前に実名を置換する手順をプロンプト自体に書いてあるのは、貼り付け時が実名混入の最多経路だからです。

シーン4: 議事録(3本)

議事録系プロンプトは「録音同意」と「実名の扱い」を先に決めてから使ってください。商談の録音・文字起こしには相手の同意が必要で、文字起こしテキストには社名・氏名が含まれるため、AIに渡す前の置換までを手順に組み込みます。ここで作った議事録を受注につなげる使い方(次アクション抽出→CRM→フォローメールの連携)は商談議事録を営業成果に変える手順で扱っています。

12. 商談メモから議事録整形【出力例つき】

商談中の走り書きメモを、チームに共有できる議事録に整形してください。

# 入力
(走り書きメモを貼る。貼る前に社名を「A社」、人名を「先方・部長」などの役職表記に置き換える)

# 依頼
- 「決定事項」「先方の発言で重要なもの」「宿題(誰が・いつまでに)」「所感」の4部構成にする
- メモにない情報を補完しない。不明瞭な箇所は「(メモ不明瞭)」と残す
- 先方の発言は要約せず、メモに残っている言い回しをできるだけ保つ

編集部で、食品卸との初回商談を想定した走り書き風メモ(「EC後もFAX7割」「部長: 入力ミス月10件くらい?要再確認」「10月の繁忙期前に何か決めたい」など12行)を役職表記に置換する設定です。参考例(実行記録未確認)です。

■ 決定事項
・次回、デモを実施する方向で調整(日程は先方が社内確認のうえ今週中に返答)

■ 先方の発言で重要なもの
・受注はEC開設後もFAXが7割。「ECに寄せたいが、常連さんはFAXをやめてくれない」(部長)
・入力ミスは月10件くらい(先方も概数。要再確認とメモあり)
・「10月の繁忙期前に何か決めたい」(部長)

■ 宿題
・当社→先方: 同業種の導入事例資料を送付(今週金曜まで)
・先方→当社: デモ日程の候補を返答(今週中)
・当社内: 入力ミス件数の正確な数字を次回ヒアリング項目に追加(メモ不明瞭のため)

■ 所感
・意思決定の期限(10月前)が先方から出た点は温度感が高い
・FAXを廃止しない前提での提案設計が必要になりそう

メモの「要再確認」がそのまま宿題に変換され、補完禁止の制約で数字の捏造も起きていません。走り書きの言い回しが保たれるので、次回商談前に読み返したとき記憶が蘇ります。

13. 次アクションと宿題の抽出

この議事録から、アクションだけを抽出してください。

# 入力
(プロンプト12で整形した議事録、または文字起こしテキスト。実名は置換済みであること)

# 依頼
- 「誰が / 何を / いつまでに」の表形式で全アクションを抽出する
- 期日が明示されていないものは「期日未定」と書き、期日を確認すべきと注記する
- 受注に直結する順に並べ替える

商談直後の5分でこれを回すかどうかが、フォロー漏れの分かれ目です。期日未定の可視化が実質的な成果物になります。

14. CRM入力用サマリー化

議事録をCRM入力用に圧縮してください。

# 入力
(整形済み議事録。実名は置換済みであること)

# 依頼
- 「商談フェーズ / 確度の根拠 / 次アクション / 懸念」の4項目、各1〜2文に圧縮する
- 確度の根拠は先方の発言や行動の事実だけを書く。こちらの願望を書かない
- 全体で200字以内

CRMが空欄になる原因は入力の面倒さなので、圧縮まで自動化して貼るだけにします。「願望を書かない」の一文で、確度の根拠が「手応えあり」ではなく先方の発言事実に固定されます。CRM側に貼るときに実名へ戻すのは自社システム内なので問題ありません。

シーン5: 日報・社内報告(3本)

日報系プロンプトの狙いは、書く時間の短縮よりも「事実と解釈の分離」です。数字と出来事、自分の所感、上司への相談事項が混ざった報告は読み手の時間を奪います。AIに分離させると、書くのも読むのも速くなります。

15. 箇条書きメモから日報生成【出力例つき】

今日の活動メモから日報を書いてください。

# 入力
(今日の活動を箇条書きで雑に書く。顧客は「A社」「B社」の記号か「業種+規模」で書く)

# 依頼
- 「今日の数字(訪問・架電・商談数)」「主な動き」「明日やること」「相談・共有」の4部構成
- 事実と自分の解釈を区別し、解釈には「→」をつける
- 300字以内。頑張ったアピールの形容詞を入れない

編集部で「A社初回訪問45分・デモ調整へ / B社電話つながらず3回目 / 新規架電12件アポ0 / 提案書のたたきをC社向けに着手」という雑メモを入力する設定です。参考例(実行記録未確認)です。

■ 今日の数字
訪問1件 / 架電15件(新規12・既存3) / 商談化0件

■ 主な動き
・A社(食品卸・120名): 初回訪問45分。次回デモの日程調整に進む
 → 10月の繁忙期前に決めたい意向あり。温度感は高いと判断
・B社: 3回目の架電も不通。→ 電話は一旦止め、メールに切り替えたい
・C社向け提案書のたたき台に着手(明日完成予定)

■ 明日やること
・A社にデモ候補日を送付 / C社提案書を完成させ上長レビュー依頼

■ 相談・共有
・新規架電12件でアポ0が今週続いています。リストの業種を見直したいので
 15分ご相談させてください

「→」の規則で、A社の温度感評価が事実ではなく解釈だと読み手に伝わります。相談事項が末尾に独立するため、上司が返信すべきことも明確になります。

16. 週報(数字と所感の分離)

今週の日報5日分から週報を作ってください。

# 入力
(日報を5日分貼る。顧客名は記号化済みであること)

# 依頼
- 数字は表にする(訪問・架電・商談・受注を曜日別と週計で)
- 動きは「進んだ案件」「停滞している案件」に分け、停滞には理由の仮説を書く
- 来週の最重要案件を1つだけ選び、理由を2文で書く
- 日報にない数字を作らない

週報で価値があるのは停滞案件の理由仮説です。進捗の再掲は表に任せ、文章は停滞と来週の一点集中に使う設計にしています。

17. 上司向けエスカレーション相談文

上司への相談メッセージを書いてください。

# 入力
- 起きていること: (事実だけを時系列で。顧客は記号化する)
- 自分の考える選択肢: (2つ以上。ないなら「選択肢が浮かばない」と書く)
- 上司に求めるもの: (判断してほしい / 意見がほしい / 情報共有だけ、のどれか)

# 制約
- 250字以内。結論(求めるもの)を1文目に書く
- 経緯の説明は3文まで。詳細は「補足」として分離する

相談の遅れは経緯説明の作文が億劫なことから始まります。「求めるものを1文目に」の型に流し込むだけなら、悪い報告ほど早く出せます。

シーン6: ロープレ・スキルアップ(3本)

ロープレ系プロンプトは、AIを顧客役にして商談の失敗を安全に先取りする使い方です。実在の顧客を再現するのではなく、人物像の類型を演じさせる点が重要で、ここでも実名は使いません。

18. 反論対応ロープレ(AIが顧客役)【出力例つき】

商談ロープレの相手役をやってください。

# あなたの役
(業種 + 規模)の決裁者。人物像: (例: 現場出身でITに慎重。過去にシステム導入で失敗した経験がある)
実在の人物ではなく、この類型を演じてください。

# ルール
- 私が営業役として話しかけるので、決裁者として自然に応答する
- 簡単には納得しない。ただし理不尽な妨害はしない
- 私が「フィードバック」と言ったらロープレを中断し、ここまでの私のトークの
  良かった点2つ・改善点2つを、決裁者の心理の観点から指摘する

では始めます。(ここに最初のトークを書く)

慎重な製造部長役と「月額5万円で棚卸の工数を減らせます」という架空の営業設定を使う場合の、フィードバック参考例です。実際に数往復して出力した記録は確認できていません。

ロープレを中断します。ここまでのフィードバックです。

■ 良かった点
1. 2回目の発言で「導入で現場の作業がどう変わるか」を先に説明した点。
   私(決裁者役)は価格より現場の混乱を警戒していたので、順番が合っていました。
2. こちらが「前のシステムでは失敗した」と言ったとき、反論せずに失敗の中身を
   質問した点。過去の判断を否定されると心を閉じるところでした。

■ 改善点
1. 第一声が価格と効果の主張から始まった点。慎重な決裁者は「売り込まれている」と
   構えます。まず現状を聞く質問から入る方が警戒が解けます。
2. 「工数を減らせます」と断定した点。私は「うちの現場を見てもいないのに」と
   感じました。「御社で実測させてほしい」という言い方なら受け取れます。

続けますか? 改善点1を意識して、最初からやり直すこともできます。

フィードバックが「決裁者の心理の観点から」返ってくるのがこの型の価値で、トーク技術の一般論ではなく「その一言を聞いた相手がどう感じたか」が言語化されます。やり直しを繰り返せるのは人間相手のロープレにない利点です。

19. 自分の商談トークの添削

私の商談トークを添削してください。

# 入力
(自分が商談で話した内容の再現、または録音の文字起こし。貼る前に社名・人名を置換する。
録音は相手の同意を得たものに限る)

# 依頼
- 話が長い箇所・専門用語で相手を置き去りにした箇所・質問せず主張し続けた箇所を指摘する
- 各指摘に、同じ内容を短く言い直した例を添える
- 良かった箇所も1つ以上挙げる。お世辞は不要

自分のトークの文字起こしを読むのは苦行ですが、添削をAIに挟むと直視できます。録音同意の但し書きはプロンプト内に残したまま使ってください。

20. 切り返しフレーズ集の生成

よくある断り文句への切り返しフレーズ集を作ってください。

# 入力
- 当社商材: (一言説明)
- 実際によく言われる断り文句: (例: 今は間に合っている / 高い / 上に聞かないと分からない、
  など自分が言われたものを列挙。誰に言われたかは書かない)

# 依頼
- 各断り文句に、切り返しを2パターンずつ作る
- 論破する切り返しを作らない。相手の言い分を認めてから1つ質問で返す型にする
- そのまま口に出せる話し言葉で書く

「論破しない」制約が肝です。断り文句は拒絶ではなく情報不足のサインとして扱う型に揃うので、若手への共有資料としても機能します。

時短効果は「目安」でなく実測で確かめる

この20本の時短効果について、編集部は現時点で数字を持っていません。プロンプト集の記事にありがちな「日報が10分→2分に」という数字は、メモの取り方や顧客数で大きく変わるため、他人の体感値を自分の期待値にしないほうが安全です。

編集部では代表プロンプトの時短を実測する計画で、結果が出しだい本欄に追記します。

検証方法の例(結果未掲載): プロンプト1・8・12・15について、従来の手作業とプロンプト使用時の所要時間を各5回計測し、中央値で比較する。編集部での実施・結果を示すものではありません。

読者が自分で測る場合は、AIの応答時間ではなく「手直しを含めた完了までの総時間」で比べてください。また、この記事の出力例はすべて参考例(実行記録未確認)です。20本の型はChatGPT・Geminiでもそのまま動く設計にしていますが、出力品質の差は未検証です。

検証方法の例(結果未掲載): シーン別代表6本をChatGPT・Geminiでも同条件で実行し、制約(補完禁止・文字数・実名プレースホルダ)の遵守率を比較する。編集部での実施・結果を示すものではありません。

よくある質問

ChatGPTやGeminiに貼っても使えますか?

使えます。20本は特定ツールの機能に依存しない書き方にしてあり、指示・入力・制約の構造はどのチャットAIでも通ります。ただしこの記事の掲載例に対応する元ログは未確認で、ツールごとの出力品質も比較できていません。制約の守られ方(文字数上限や補完禁止)はツールで差が出やすいので、最初の数回は出力を疑って確認してください。

顧客の情報をどこまでプロンプトに入れていいですか?

公開情報であっても利用規約・著作権・個人情報の確認が必要です。個人名や未公開の取引情報は練習用の入力に使わず、架空情報で試してください。実務では社内で許可されたツール・利用目的・情報の範囲に限定します。概数化や役職への置換だけで、秘密性や個人の識別可能性がなくなるとは限りません。

20本を全部使いこなす必要がありますか?

ありません。自分の業務で頻度が高いシーンの2〜3本から始めてください。編集部のおすすめは12(議事録整形)と15(日報)です。毎日発生する業務なので習慣化しやすく、入力するメモが手元に必ずあるからです。慣れたら商談前後(1・5・9)に広げると、1つの商談の前後がプロンプトでつながります。

生成された文面をそのまま顧客に送っていいですか?

そのまま送るのは避けてください。メール系プロンプトはプレースホルダの差し込みと事実確認を人間がやる前提で設計しています。特に数字・日付・固有名詞はAIが取り違えても文面上は自然に見えるため、送信前の確認は省略できません。営業メールには特定電子メール法の同意・解除導線の要件もあるので、社のメールフッターと合わせて確認してから送ってください。

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入力情報を扱う際は、利用目的・利用規約・社内規程・委託や第三者提供の条件を確認してください。氏名の置換や学習利用の停止だけで全条件を満たすとは限りません。個人情報保護委員会の生成AI利用に関する注意喚起

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